皆さんこんにちは!管理人の眞太郎(@shintaro_kureka)です。
さて本記事では、個人事業主の方が「事業用専用のETCカード」を作ったほうが良い理由について掲載しています。
ETCカードは、便利なだけでなく時間短縮や経費削減にも繋がりますので非常に便利です。
メリットやデメリットについてもまとめていますので、是非参考にしてくださいね。
この記事の目次
個人事業主はETCカードを作ったほうが良い?
まず最初に、個人事業主として起業した際にETCカードを作ったほうが良いのか?ということについて解説していきます。
結論から申し上げると、事業で自動車を利用する際には確実に作っておくべきです。
しかも、個人名義のクレジットカードに付与されているETCカードを利用するのではなく、新たに事業用専用のETCカードを作ることを強くおすすめします。
その理由としては、確定申告をする際に事業用として利用した分と、個人の私的目的で利用した分をチェックしていくのが面倒だからです。
さらに言うと、税務調査(税務署や国税局からのガサ入れ)が入った際に、あたふたすることもありません。
意外とありがちなんですが、『どうせうちのような小さな所には来ないでしょ』と考える方も多いですが、そんなことはありません。
年商300万円未満の個人事業主に対して税務調査が入ったと言う話を耳にしたこともありますので、いつどこで調査が入るかは分かりません。
日頃の明確な帳簿付けが肝心となりますので、ETCカードは事業用として持つべきだと私は思います。
また、税務調査だけでなく、一般ゲートよりもETCゲートを利用したほうが時間短縮にもなります。
場合によっては割引制度を受けることも出来ますので、何かと得することが多いのがETCカードです。
事業用のETCカードを利用した際のメリット・デメリット
ではここからは、個人事業主の方が事業用専用のETCカードを利用した際のメリットとデメリットについてまとめていきます。
言うまでもないと思いますが、ETCカードは出入り口で停車する必要がありませんので、無駄な時間を省くことが出来ます。
しかしこの無駄な時間、意外と侮れないことをご存知ですか?
例えば、月間4回(往復で8回)高速道路を利用したとします。
その際にETCカードを利用して短縮することが出来る時間は、以下の計算式のようになります。
【入口往復8回(1回5秒)】
8回×5秒=40秒
40秒×12ヶ月=480秒(8分)
【出口往復8回(1回20秒)】
8回×20秒=160秒
160秒×12ヶ月=1,920秒(32分)
合計:年間約40分
月間4回の高速道路を利用した際にかかる無駄な時間は、年間約40分となります。
これが週に2回利用した場合には、年間約1時間半の時間短縮が出来ますので、これはかなりデカいですよ…
ひと昔前に私が経営していた会社で例えると、1時間に約6万円の稼ぎがありましたので、約9万円の利益が出る計算です。(365日休みなしの場合)
やはり1円でも多く利益を出すことが経営を安定させる肝となりますので、是非ETCカードの利用をおすすめします。
また、その他ETCカードを利用した際のメリットやデメリットは以下を参照してください。
メリット
- 無駄な時間を省ける
- 地域や時間帯によって割引制度を受けることが可能
- 経費の明確化ができる
- 税務調査時にあたふたしない
- マイレージサービスを受けることができる
- まとめて締め支払いができる
デメリット
- ついつい近場でも高速道路を利用してしまう
- カード発行手数料を含む各種手数料がかかる
- 審査が厳しい場合もあり、そもそも発行出来ないケースもある
- ETC車載器の本体代金、取付工賃がかかる
- ETCカードを忘れた際に事故が起きる危険性がある
基本的には、デメリットよりもメリットのほうが勝りますので、やはり個人事業主として起業した際には、事業用のETCカードを作るべきです。
まとめ
まとめになりますが、個人事業主として起業後、自動車を利用する予定のある方は、事業用のETCカードを作っておいて損はありません。
既にお持ちのETCカードでも問題はないと思いますが、公私混同を避ける為にも、別途事業用のETCカードは必須でしょう。
また、起業間もない頃はクレジットカードの審査を通過させるだけでも難しいことです。
しかし、最近は起業間もない新会社でも作れるETCカードが存在しますので、この機会に是非発行してみましょう!